企業ブランディング本おすすめ12選|経営・戦略・採用・デザインの目的別にプロが厳選

企業ブランディングの本は種類が多く、どれを読むべきか迷いがちです。そこで本記事では、経営戦略・デザイン・採用など目的別に厳選したおすすめの12冊をご紹介。

初心者から実務家まで、今の自社の課題を解決する一冊が必ず見つかります。

この記事の監修者
Masato Yasui

株式会社スカイベイビーズ 代表取締役/クリエイティブディレクター
クリエイティブや編集の力でさまざまな課題解決と組織のコミュニケーションを支援。「自然体で生きられる世の中をつくる」をミッションに、生き方や住まい、働き方の多様性を探求している。スカイベイビーズでは、コーポレートサイト、採用サイト、オウンドメディアなどジャンルを問わず様々なWebサイトの制作・運用の支援まで幅広く手掛ける。

企業ブランディングにおすすめの本まとめ

分類書籍名著者名出版社こんな人におすすめ
基礎・理論ブランド論デービッド・アーカーダイヤモンド社ブランドを「資産」として経営視点で捉えたい人
基礎・理論ブランディングが9割乙幡 満男青春出版社実務プロセスを知りたい担当者・中小企業
基礎・理論実務家ブランド論片山 義丈宣伝会議社内調整や予算獲得など現場のリアルを知りたい人
戦略・パーパスWHYから始めよ!サイモン・シネック日経BPミッション・ビジョン策定に関わるリーダー
戦略・パーパスパーパス・マネジメント丹羽 真理クロスメディア・パブリッシング組織の社会的意義を再定義したい経営層・人事
戦略・パーパスストーリーとしての競争戦略楠木 建東洋経済新報社ブランドと収益構造をリンクさせたい経営企画
デザイン・世界観「売る」から、「売れる」へ。水野 学誠文堂新光社「デザインは分からない」と苦手意識がある人
デザイン・世界観世界観をつくる山口 周、水野 学朝日新聞出版機能的な差別化に行き詰まりを感じている人
デザイン・世界観ストーリーブランド戦略ドナルド・ミラーダイレクト出版顧客に響くWebサイトやコピーを作りたい人
インナー・採用ザッポス伝説トニー・シェイダイヤモンド社全社員が自律的に動く組織文化を作りたい人
インナー・採用社員をサーフィンに行かせようイヴォン・シュイナード東洋経済新報社SDGsやサステナビリティを経営の核にしたい人
インナー・採用採用ブランディング深澤 了WAVE出版知名度がなくても自社に合う人材を採用したい人

以上がこの記事で取りあげている企業ブランディングにおすすめの本一覧です。

では、ジャンル別により詳しく紹介していきます。

企業ブランディングの「基礎・理論」が学べる本

ブランド論

  • 出版社名: ダイヤモンド社
  • 著者名: デービッド・アーカー
  • レビュー: ★4.4(Amazon等平均)

現代ブランディングの父・アーカーの理論を網羅した決定版です。「ブランド・エクイティ(資産)」の概念を体系的に学べるため、ブランドを経営資源として捉えたい実務家にとってのバイブル的存在。

初心者には少しハードルが高いかもしれませんが、困ったときに立ち返る「辞書」として、手元に置いておきたい一冊です。

ブランディングが9割

  • 出版社名: 青春出版社
  • 著者名: 乙幡 満男
  • レビュー: ★4.0(Amazon等平均)

日本企業の事例をベースに、中小企業でも実践できるブランド構築のステップを解説。「ブランド=高級品」という誤解を解き、現場レベルでどう差別化を図るか、具体的なノウハウが詰まっています。

翻訳書のような難解さがなく、明日から使える実務的な「教科書」として、担当者になったらまず読みたい良書です。

実務家ブランド論

  • 出版社名: 宣伝会議
  • 著者名: 片山 義丈
  • レビュー: ★4.5(Amazon等平均)

元ダイキン工業の宣伝責任者が書いた、現場のリアリティに満ちた一冊。

華やかな理論だけでなく、社内調整、予算獲得、他部署との連携など、実務家が直面する「泥臭い壁」の乗り越え方を指南してくれます。経営層と現場の板挟みに悩む広報・宣伝担当者にとって、最強の武器となる実践書です。

企業ブランディングの「戦略・パーパス」が学べる本

WHYから始めよ! インスパイア型リーダーはここが違う

  • 出版社名: 日経BP
  • 著者名: サイモン・シネック
  • レビュー: ★4.6(Amazon等平均)

TEDトークで有名な「ゴールデンサークル理論」の書籍版。「何を(What)」売るかではなく、「なぜ(Why)」やるのかから始めることで、顧客や社員の共感を生むメカニズムを解明します。

機能での差別化に行き詰まった時、ブランドの求心力を取り戻すための「原点」を教えてくれる、リーダー必読の書です。

パーパス・マネジメント

  • 出版社名: クロスメディア・パブリッシング
  • 著者名: 丹羽 真理
  • レビュー: ★4.3(Amazon等平均)

近年注目の「パーパス(存在意義)」を組織の中心に据え、社員の幸福度と企業の成長を両立させる手法を解説。

ミレニアル世代以降の価値観に合わせ、トップダウンではなく、一人ひとりのやりがいと企業の方向性をどう接続させるか。これからの時代の組織ブランディングに欠かせない視点が得られます。

ストーリーとしての競争戦略

  • 出版社名: 東洋経済新報社
  • 著者名: 楠木 建
  • レビュー: ★4.6(Amazon等平均)

ブランディングとは、単なるイメージ作りではなく「経営戦略そのもの」であると腹落ちする名著。一見バラバラに見える事業活動が、全体として一つの「ストーリー」で繋がった時に最強の競争力が生まれると説きます。

ブランドと収益構造をリンクさせ、論理的に強いビジネスモデルを構築したい方に最適です。

企業ブランディングの「デザイン・世界観」の作り方が学べる本

「売る」から、「売れる」へ。水野学のブランディングデザイン講義

  • 出版社名: 誠文堂新光社
  • 著者名: 水野 学
  • レビュー: ★4.2(Amazon等平均)

くまモンの生みの親が語る、デザインとビジネスの幸福な関係。「センスは生まれつきのものではなく、知識の集積である」という言葉に勇気づけられます。

デザインを特別なものとして敬遠せず、経営課題を解決するための機能的なツールとして使いこなすための、ノンデザイナー向けの入門書です。

世界観をつくる 「感性×知性」の仕事術

  • 出版社名: 朝日新聞出版
  • 著者名: 山口 周、水野 学
  • レビュー: ★4.3(Amazon等平均)

「正解」がコモディティ化した現代において、論理(サイエンス)だけでは選ばれない理由を対談形式で深掘りします。

機能やスペックではなく、独自の「世界観(アート)」で顧客を魅了するにはどうすればいいか。ロジカルな戦略に限界を感じているマーケターに、新しい視座を与えてくれます。

ストーリーブランド戦略

  • 出版社名: ダイレクト出版
  • 著者名: ドナルド・ミラー
  • レビュー: ★4.5(Amazon等平均)

顧客を「主人公」、ブランドを「導き手」に見立てるハリウッド脚本術を応用したフレームワーク。自分たちが言いたいことばかり発信してしまう企業に対し、「顧客が聞きたい物語」をどう構成するかを具体的に指南します。

WebサイトやLPの反応率を上げたい、メッセージを研ぎ澄ませたい時に即効性があります。

企業ブランディングを「インナーブランディングや採用」に活かす方法が学べる本

ザッポス伝説

  • 出版社名: ダイヤモンド社
  • 著者名: トニー・シェイ
  • レビュー: ★4.7(Amazon等平均)

靴のECサイト「ザッポス」がいかにして熱狂的なファンと社員を生み出したかを描く実話。「企業文化(カルチャー)」こそがブランドであるという信念のもと、マニュアルに頼らず社員が自律的に動く組織の作り方は圧巻です。

インナーブランディングの成功形として、全社員で共有したい感動的なバイブルです。

社員をサーフィンに行かせよう

  • 出版社名: 東洋経済新報社
  • 著者名: イヴォン・シュイナード
  • レビュー: ★4.6(Amazon等平均)

パタゴニア創業者が語る、常識破りの経営論。環境保護とビジネス、社員の自由な働き方をどう統合させるか。

ブランドの「哲学」が確立されていれば、どんな意思決定もブレないことを証明しています。SDGsやサステナビリティを、単なるスローガンではなく企業の核に据えたい経営者におすすめです。

採用ブランディング

  • 出版社名: WAVE出版
  • 著者名: 深澤 了
  • レビュー: ★4.4(Amazon等平均)

「採用」を単なる欠員補充ではなく、最大のブランディング活動と定義する一冊。自社の「むき出しの強み」を見つけ出し、それに共感する人材だけを集めることで、入社後のミスマッチを防ぎ組織を強くします。

知名度がなくても、熱量の高い「いい会社」を作るための具体的な手法が学べます。

企業ブランディングが学べる本の選び方

企業ブランディングは、「経営戦略」「マーケティング」「クリエイティブ」「組織開発」が複雑に絡み合う総力戦です。

そのため、単に「売れている本」を読むのではなく、今の自社や自分の役割において「どの視点が欠けているか」を補う選び方が重要です。ここでは4つの切り口を紹介します。

「理論(アカデミック)」か「実践(現場のリアル)」かで選ぶ

ブランディングには、デービッド・アーカーに代表される「体系化された理論」と、実際の企業の現場で泥臭く行われる「実務」の両面があります。

経営層や全体像を掴みたい初心者は、まず「ブランド・エクイティ(資産)」などの共通言語を学べる理論書を。現場の担当者は、社内調整や予算獲得、具体的な施策の進め方が書かれた実務書を選ぶと、明日からの仕事に直結します。

経営戦略やパーパス(存在意義)との「接続」で選ぶ

現代において、ブランディングは単なる「見せ方」の話ではなく、「企業のあり方(Why)」そのものです。 ロゴや広告を作る前に、「なぜ自社が存在するのか(パーパス)」や「どうやって利益を出すのか(ビジネスモデル)」を再定義する必要があります。

マーケティングの枠を超え、経営戦略やリーダーシップ論とセットで語られている本を選ぶことで、ブレないブランドの軸を作ることができます。

「センス」を言語化・ロジック化できる視点で選ぶ

「ブランディング=かっこいいデザインを作ること」と誤解されがちですが、ビジネスにおけるデザインには必ずロジックがあります。

特にノンデザイナーや経営層は、感性だけに頼った本ではなく、「なぜそのデザインが必要なのか」「どうすれば世界観をコントロールできるか」を論理的に解説している本を選ぶのがおすすめです。

センスを知識として習得することで、クリエイターへの発注力も高まります。

組織文化や採用など「インナー(内側)」への波及で選ぶ

外側(顧客)に向けたアピールと、内側(社員)の実態が乖離していると、ブランドはすぐに信頼を失います。 「社員がそのブランドらしく働けているか」「ブランドに共感する人材を採用できているか」という視点は不可欠です。

広告宣伝のテクニック本だけでなく、組織文化(カルチャー)の醸成や採用活動に焦点を当てた本を選ぶことで、内側から強いブランドを作ることができます。

企業ブランディングは本を活用して学ぶのが最初の一歩

企業ブランディングは、経営戦略から組織づくりまで会社全体の総力戦です。まずは今回紹介した中から、今の自社の「弱点」や「伸ばしたい点」に合う1冊を手に取ってみてください。

知識をインプットするだけでなく、現場で実践し、独自のストーリーを紡ぎ出すことが成功への近道です。あなたの会社が長く愛されるブランドへと成長する、第一歩を踏み出しましょう。

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