「幸福学」研究の第一人者、前野隆司氏と共同研究したサーベイ『ソラミドWell-being』を通して、次世代の自由でフラットな組織を模索する


「中途採用が難しい」と感じる背景には、市場の変化だけでなく、社内の体制やリソース不足も深く関わっています。本記事では、採用が難航する8つの要因と、今すぐ実践できる具体的な改善策をプロの視点で解説します。
なぜ「いい人が来ない」のか、その根本原因を解き明かしましょう。なお、本記事は数多くの採用支援を手掛ける株式会社スカイベイビーズが、専門コンサルタントの知見に基づき監修しています。

株式会社スカイベイビーズ 代表取締役/クリエイティブディレクター
クリエイティブや編集の力でさまざまな課題解決と組織のコミュニケーションを支援。「自然体で生きられる世の中をつくる」をミッションに、生き方や住まい、働き方の多様性を探求している。スカイベイビーズでは、コーポレートサイト、採用サイト、オウンドメディアなどジャンルを問わず様々なWebサイトの制作・運用の支援まで幅広く手掛ける。
現在の中途採用市場は、企業側が想像する以上に激変しています。少子高齢化による人手不足はもちろんですが、候補者の心理や情報収集の仕方が変わったことが、採用の難易度を押し上げている大きな要因です。
現在は「会社が人を選ぶ」のではなく「候補者が会社を品定めする」時代です。同業他社だけでなく、異業界からもあなたのターゲット層が狙われています。また、現職での待遇改善や副業の解禁により、「リスクを冒してまで転職しなくていい」と考える優秀層が増えたことも、採用を難しくしている一因です。
多くの企業が陥るのが、市場には存在しない「完璧な即戦力」を追い求めてしまうパターンです。以下の表のように、企業の理想と市場の実態には大きな隔たりがあります。
| 項目 | 企業の要望(理想) | 市場の実態(現実) |
| スキル | 専門スキル+リーダー経験 | 専門特化型が多く、リーダー層は希少 |
| 年齢層 | 30代前半の即戦力 | 最も引く手あまたで、年収が高騰中 |
| 働き方 | 出社して背中を見て学んでほしい | 柔軟な働き方を最優先する人が多い |
SNSや口コミサイトの普及により、企業の「本当の姿」が隠せない時代になりました。求人票に良いことばかり書いても、実際の残業代や社内の雰囲気などは簡単に見抜かれます。
情報の透明性が高まったことで、自社の魅力や課題を誠実に発信できない企業は、候補者から敬遠される傾向にあります。
かつてのように「求人広告を出して待つだけ」では、ターゲットに会うことすら難しくなっています。自ら候補者に声をかける直接的なスカウトや、社員の紹介など、複数の手法を使い分ける必要が出てきました。
これにより、採用担当者の工数が以前の数倍に膨れ上がっていることも、採用が難しいと感じる一因です。
外部環境だけでなく、企業側の「体制」にも目を向ける必要があります。実は、新卒採用に力を入れている企業ほど、中途採用に必要な「スピード感」や「柔軟な評価基準」が不足しており、自ら難易度を上げてしまっているケースが少なくありません。
多くの日本企業では、新卒採用には多額の予算や専用チームを割く一方で、中途採用は「欠員が出た時の事務作業」と捉えがちです。予算を渋って古い手法に固執したり、担当者が他の業務と兼任で対応が後手に回ったりしていては、変化の激しい中途市場で勝ち残ることはできません。
長年「新卒採用」を重視してきた企業ほど、「自社の色に染めやすいか(ポテンシャル)」で人を測る癖がついています。スキルは十分なのに「社風に合うか不安」といった曖昧な理由で不採用にする「減点方式」の面接では、他社で実績を積んできた即戦力人材を逃し続けてしまいます。
「外から来る人に、既存社員より高い給与は払えない」という社内ルールが壁になることがあります。しかし、市場価値を無視して社内バランスを優先すれば、優秀な層は最初から応募してくれません。中途採用を「経営戦略」と捉え、柔軟な報酬設定ができるかどうかが成否を分けます。
採用が難しいのは、入社までではありません。入社後に「活躍してもらう仕組み」が不十分なことも大きな問題です。
| 項目 | 新卒採用 | 中途採用(課題) |
| 教育体制 | 手厚い研修がセット | 「経験者だから」と放置されがち |
| 人間関係 | 同期という横の繋がり | 孤立しやすく、社内ルールが不明 |
| 評価の納得感 | 長期的な成長を見守る | 即座に結果を求められ、挫折しやすい |
「なかなか良い人が採用できない」と悩む企業には、いくつかの共通した失敗パターンが見受けられます。多くの場合、無意識のうちに新卒採用と同じ感覚で候補者に接してしまい、自ら「中途採用が難しい」状況を作り出しているのです。
実在しない「100点満点の超人」を探し続けてしまうケースです。「専門スキルもマネジメント経験もあり、給与は社内規定に収まる人」といった高いハードルを設定していませんか。
市場価値を無視して社内バランスを優先しすぎると、優秀な層からは最初から選択肢から外されてしまいます。
面接を「相手を査定する場」だと勘違いし、高圧的な態度や質問攻めになってしまうパターンです。優秀な人材ほど、面接官の態度を通じて「この会社で働きたいか」を厳しくチェックしています。
自社の魅力を語らず、選ぶ側という姿勢を崩さない企業は、内定を出しても辞退されてしまいます。
「社内調整に時間がかかる」「役員の予定が合わない」といった理由で連絡を数日放置していませんか。中途採用市場において、返信の遅さは「自分を大切に思っていない」というメッセージとして受け取られます。
迷っている数日の間に、スピード感のある他社に優秀な人材をさらわれてしまうのが日常です。
「経験者だから教えなくても大丈夫だろう」と、入社後のフォローを怠るケースです。社内独自のルールや人間関係に馴染めず、孤立してしまった結果、数ヶ月で離職してしまうという最悪の結末を招きます。
せっかくの採用コストと時間が無駄になり、現場に「中途は使えない」という悪印象だけが残ります。
中途採用の難しさを解消するには、従来のやり方を根本から見直す必要があります。大切なのは、候補者を「評価する」だけでなく「惹きつける」設計に変えることです。
明日からでも実践できる改善策を優先順位をつけて実行しましょう。
| 課題フェーズ | 優先すべきアクション | 期待できる効果 |
| 募集段階 | 必須条件を3つに絞り込む | 応募者数が大幅に増加する |
| 面接・選考 | 自社の魅力を話す時間を増やす | 内定辞退を減らせる |
| 意思決定 | 選考から内定まで最短2週間を目指す | 他社への流出を阻止できる |
| 入社後 | 職場に馴染むための担当者を決める | 早期離職が激減する |
まずは求人票の「必須条件」を3つに絞り込みましょう。それ以外は「あれば嬉しい」程度に留めることで、母集団が広がります。
また、提示する給与額が市場の相場と合っているかを確認し、必要であれば「特別枠」を設けるなど、柔軟な判断ができる体制を整えることが重要です。
面接の時間の「3割で質問し、7割で自社を売り込む」くらいの意識を持ちましょう。相手のキャリアに対し、自社で働くことがどうプラスになるのかを具体的にプレゼンしてください。
面接は「お互いの相性を確認し、ファンになってもらう場」であるという認識を社内で共有しましょう。
採用活動が始まったら、あらかじめ関係者のカレンダーに面接用の枠を確保しておきましょう。書類選考や面接の合否連絡は「24時間以内」をルール化します。
このスピード感こそが、候補者に対する最大の誠意となり、他社との差別化に直結します。
入社直後の「孤独」を防ぐ仕組みを作りましょう。業務を教える上司とは別に、ちょっとした相談ができる「相談役」を付けるのが効果的です。また、最初の3ヶ月で達成すべき小さな目標を明確に共有することで、本人が早期に成功体験を得られ、自信を持って職場に馴染めるようになります。
中途採用が難しいと感じるのは、これまで当たり前だった「会社が人を選ぶ」時代が終わり、候補者との対等な関係性が求められている証拠でもあります。外部環境を変えることはできませんが、社内の意識や仕組みを変えることは今すぐにでも可能です。
中途採用を単なる「欠員補充」ではなく、事業を加速させるための「投資」と捉え直すことから始めてみませんか。
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