第12回ホワイト企業大賞「推進賞」受賞!応募して見えた、リアルな組織づくりの学び

このたび私たちスカイベイビーズは、「第12回ホワイト企業大賞」に応募し、結果、「推進賞」を受賞いたしました。2026年2月1日には、新宿区のリーガロイヤルホテル東京で行われた「第12回ホワイト企業大賞 表彰式&フェスタ」に出席し、表彰していただきました。

この記事では、なぜホワイト企業大賞に応募したのか、そして実際に参加してみて、何が良かったのかを、組織づくりの視点で正直に書いてみたいと思います。また、同じように組織づくりに尽力されている経営者の方や人事担当の方の参考になれば嬉しいです。

ホワイト企業大賞とは? 一般社団法人ホワイト企業大賞企画委員会が主催する「ホワイト企業大賞」は、理念の実践、社会への持続的な貢献などを多角的に評価し、これからの時代にふさわしい企業のあり方を社会に提示することを目的とした表彰制度です。学識経験者、経営・労務の専門家などによる審査を通じ、理念・文化・実践の観点から総合的な評価が行われます。

ーーそもそも、なぜ「ホワイト企業大賞」に応募したのか

きっかけは、「評価されたい」ではなく「確かめたかった」

一番の理由は、自分たちの組織づくりが、社会の文脈でどう見えるのかを確かめたかったからです。ホワイト企業大賞の存在を知ったのは、数年前のことです。正直に言えば、最初は「うちとはあまり関係ないかもしれない」と感じていました。

・制度が整っている会社
・福利厚生が充実している会社
・働き方改革の成功事例として語られる会社

「ホワイト企業」という言葉から、上記のようなイメージが先に立っていたからです。

一方でスカイベイビーズは、
・役職がない
・評価制度はあれど進化発展中
・ルールよりも対話が優先される

かなり“異質な会社”だと思います。ただ、ある時から社内でこんな話が出るようになりました。「私たちが大事にしてきたことって、社会の文脈の中では、どう見えるんだろう?内輪で「いいよね」と言い合うことと、第三者の視点でどう評価されるかは、まったく別です。評価されたい、というより確かめてみたかった。それが、応募の一番大きな動機でした。

実際に「ホワイト企業大賞」についての知識を深めていくと、世間一般のイメージとは離れたところで、「本当にいい人財ってなんだろう?いい組織ってなんだろう?」という正解のない問いを探求し、模索しながら実践を続けている企業を取り上げ、表彰していることがわかりました。「ホワイト企業大賞」なら、私たちスカイベイビーズの取り組みに対して理解・共感していただきながら、客観的な視点で気づきを与えてしてくれるかもしれない、そういった印象を抱きました。

応募プロセスでの最初の学びは、「言語化」。理念の意義を、自問自答する機会に

実際に応募してみて感じたのは、審査そのものが、「組織運営の内省プロセス」だったということです。自社の独自の取り組みをプレゼンテーションする資料作成や、すべてのメンバーを対象にしたアンケート、そして企画委員会のみなさんとの対話を通していとんな問いを何度も突きつけられます。中でも良い機会となったのは「理念」についての問いです。

スカイベイビーズの理念は「自然体で、生きる。」です。とても抽象的で、正直、誤解されやすい言葉でもあります。「自由でいいですね」と言われることもあれば、「それで組織は回るんですか?」と聞かれることもあります。

でもこの理念は、楽をしたい、好き勝手に働きたい、という意味ではありません。むしろ逆で、自分の価値観や弱さと向き合い続ける覚悟がないと、成立しません。だから私たちは、この理念への「共感」だけでなく、日々の実践を続けようとする姿勢をとても重視しています。

「ホワイト企業大賞」に参加する過程で、「この理念は、言葉だけになっていないか?私たちは日々の活動を通して、自然体で生きるを実践できているだろうか?」と、自分たち自身に何度も問い直すことになりました。

ーー「ホワイト企業大賞」に参加してよかったと思う点

1. 自社の「当たり前」が相対化できた

第三者の視点で問いを投げられることで、私たちにとっての「当たり前」が相対化されました。「それはなぜ成立しているのか」「他社でも再現できる要素は何か」など、社会への影響力について考えるきっかけとなりました。

スカイベイビーズには、役職がありません。上司・部下という関係性も、原則ありません。よく誤解されますが、これは「何も決めない」「誰も責任を持たない」という意味ではありません。あむしろその逆で、一人ひとりが、自分の意思で関わることが強く求められます。経営も、特別な“上”の存在ではなく、数あるプロジェクトのひとつです。

「ホワイト企業大賞」の審査を通して、「人を管理しない組織が、どうやって成り立っているのか」という点を改めて考え直しました。その中で改めて気づいたのは、管理しない代わりに、対話をやめないことが、私たちにとって「当たり前」になっているということでした。対話の量と質が落ちた瞬間に、この組織は簡単に崩れます。対話を活性化するための創意工夫は、自分たちが思っている以上に社外に対しても伝えられる観点があるのでは?と感じました。

2. 心理的安全性や対話を、構造として見直せた

上記でもお話した、対話を活性化するための創意工夫は、それぞれの単発のアイデアとしてではなく組織構造として見直すことができました。

現在、スカイベイビーズのメンバーは全国に散らばり、フルリモートで働いています。時間も、場所も、かなり自由です。だからこそ、「話さなくても回る」状態を良しとはしていません。

むしろ意識的に、「価値観を共有する、迷いや違和感も言葉にする、感情も含めて扱う」といったことを行っています。そして、そうした対話の機会を、日常の中に組み込んできました。それは日々の会議体の中で、1on1での会話の中で、Slackというコミュニケーションツールでの対話の中で…本当に隅々までさまざまなシーンで、です。

心理的安全性という言葉がありますが、私たちにとってはそれは、率直に話せる関係性があるかどうかです。発展途上ではありますが、リモートの環境であっても互いを思いやりながら率直に話せる関係性をつくりに情熱を注いでいる点は、私たちにとって大きな強みであることがわかりましたし、自信にもなりました。

3. 個人の挑戦と組織の関係を、言語化できた

もうひとつ、「ホワイト企業大賞」で評価していただけたポイントのひとつに、「個人プロジェクトと組織の融合」があったと自覚しているのですが、この観点も応募をきっかけに言語化することができ、大きな収穫だったと感じています。

スカイベイビーズでは、海外留学や地方移住、作家としての活動、書籍出版への挑戦など、一見すると「会社の業務とは関係なさそうな挑戦」も歓迎しています。それは、個人の人生と、組織の価値創造を切り離して考えていないからです。一人ひとりが「ありたい姿」を働くことを最大限支援しつつ、共に生き、共に働くことのできる組織となり、社会と接続していくことこそが、理念の実現につながるのです。

実際に誰かの挑戦が、新しい視点を持ち込み、結果として組織の可能性を広げていく、そんな循環が生まれつつあります。この観点を今後も伸ばしていきたいと考えています。

4. 正解のない問いに挑み続ける仲間との出会い

最後に、仲間たちとの出会いについても言及したいです。2026年2月1日に新宿区のリーガロイヤルホテル東京で行われた「第12回ホワイト企業大賞 表彰式&フェスタ」では、実行委員会のみなさまと、全国で独自の観点で素晴らしい組織づくりに挑まれている実践者のみなさんと出会い、ディスカッションする機会がありました。特にフェスタの中で行われた「いい人財とはなにか?いい組織とはなにか?」をともに考えるワークショップが心に残っています。

私が参加したグループでは、互いの実践方法を共有するにとどまらず、「そもそも人間は外部環境(組織やそこで働く仲間)に頼らずとも、成長できる可能性を秘めているのはないか?」といった本質的な問いが立ち上がり、それぞれの発言に触発されてその場で自分自身の価値観が更新されていく、そんな感覚がありました。私たちスカイベイビーズが「自然体で、生きる。」という正解のない問いに挑み続けるのと同じように、「ホワイト企業とはなにか?いい組織とはなにか?」という正解のない問いに挑み続ける仲間と出会えたこともまた、「ホワイト企業大賞」に参加してよかった点です。

表彰式で記念撮影(左:ホワイト企業大賞 企画委員会代表 米澤 晋也様 右:スカイベイビーズ代表 安井 省人)

ーー受賞を受けて。これからのスカイベイビーズの挑戦

今回受賞したのは、「推進賞」でした。完成された企業、理想形としての表彰ではありません。むしろ、まだ試行錯誤の途中であることを含めての評価です。それが、私たちにはとてもフィットしていました。スカイベイビーズの組織づくりは、今も未完成です。これからも、きっと揺れますし、変わります。それでも、「人を管理しない、対話をやめない、自然体で生きることを、あきらめない」この方向だけは、これからも推し進めていきたい。「ホワイト企業大賞」への応募と受賞は、その姿勢を外の視点で確かめる機会だったと感じています。

理念→組織→社外貢献を目指す

特に推進を強化してきたいのは、「自然体で、生きる。」という理念を組織で実践し続けながら、その輪をお客様や社会へと広げていく活動です。たとえば、ブランディングやコンサルティングサービスを通してお客様へ。コミュニティの運営やオウンドメディアでの情報発信を通して社会へと波及させていきます。「理念→組織→社会貢献」という広がりをもって、社会全体に自然体で生きる人々が増えていく、そんなビジョンを描いているのです。一つひとつの活動の粒感は小さくても、着実に一歩ずつ歩み続けることでしか理想に近づくことはできません。また、正解のない問いですから忍耐力が不可欠ですが、みなで腐らずあきらめず向き合い続けたいです。

正解のない問いを、ともに考え、探求したい

最後まで読んでくださったみなさん、どうもありがとうございます。私たちは「自然体で、生きる。」という理念を掲げ実践することで、従来型の組織のあり方や働き方という「当たり前」とされてきたことへの疑問を持ち、どういった創意工夫をすれば、誰も取りこぼさずみんなにとって働きやすい、生きやすい社会になるかを考えてきました。

これは、「ホワイト企業のホワイトって何?どうしたらいい組織になるんだろう?」という正解のない問いに挑み続けることにもつながります。これからは私たちスカイベイビーズという単体だけでなく、みなさんとともに考え、ともに探求していきたいと考えています。そのための「機会づくり」「場づくり」も実践していきます。さまざまな形でみなさんとお会いし、対話を重ね、ともに探求できることを楽しみにしています。

受賞させていただいた「推進賞」を誇りに、今後も対話を軸にした組織づくりを進めていきます

ーー最後に

先程も書いたように、私たちスカイベイビーズの組織作りはまだ未完成で、試行錯誤の途中です。

ですが、今回「第12回ホワイト企業大賞の推進賞」を受賞できたのは、私たちが実際に悩み、実践してきたプロセスのひとつの成果であり、これを読んでくださっているあなたの企業にも「理念策定支援」や「ウェルビーイング支援」として、力をお貸しできると考えています。

「管理ではなく、信頼でつながる組織を作りたい」 「組織のあり方や社員の働き方を改善したい」そんな想いをお持ちでしたら、まずはぜひ私たちの取り組みやサービスをご覧ください。そして、もし私たちとご一緒できそうなことがあれば、お気軽に問い合わせいただければ幸いです。

The Author
Toyama Kao

誰かが「楽しく生きること」「いきいきと働くこと」に貢献したいという想いから、教育系のベンチャーを経て、中小企業向けの経営コンサルティング会社「ハッテンボール」に参加。自社事業に関わる経験もしたいと考えるようになり、スカイベイビーズにジョインする。実績のないPR・広報に挑戦し、新たなキャリアを拡げているところ。

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