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社員への栄養指導で健康への意識が変化。社内に管理栄養士がいてよかった!

今回取り上げるのはスカイベイビーズ社内の部活について。働く上で欠かせないのが健康ですが、後回しになりがちなもの。それを少しでも良い方向に意識付けしようと活動しているのが、ヘルスケア部です。

部員の1人で管理栄養士の資格を持つ今井さん。デザイナーを本業としつつ、社員の健康指導にあたり、一人ひとりが食や生活習慣にも意識を向けられるよう寄り添ってサポートしています。

ヘルスケア部や健康指導の内容、健康指導を行ってどのような変化が社員にあったのかなど今井さんに詳しく伺いしました。

社員の心と身体の健康をサポートするヘルスケア部

――企業の部活動にもいろいろありますが、スカイベイビーズのヘルスケア部は、どんな活動をしているんですか?

今井

メンバーが健康に日々を送れる環境づくりに取り組むのが、ヘルスケア部です。社員に対して健康に関するアンケートを取り、健康相談に応じたり、おすすめの運動アプリを紹介したり。あるテーマをもとに部員が情報を調べ、発信するヘルスケア新聞という取り組みも行っています。身体だけではなく、心の健康も含めたヘルスケアをカバーしたいと考えていますね。

現在メンバーは3人で、私はデザイナー兼管理栄養士、あとの2人はエンジニアです。エンジニアの一人は世界各国を飛び回るCA、もう一人は腰に疾患を持っています。CAのメンバーは世界の健康に関する情報を仕入れて教えてくれますし、もう一人はいかに腰を大事にするかということを意識していて、3人とも違う視点で語り合うことができています。

――ユニークな3人組ですね(笑)。個人の充実のためというより、組織に貢献する部活動なんだと思いました。今井さんの担当は?

今井

私は管理栄養士の資格を持っているので、それを使ってメンバーの健康相談や栄養指導を行っています。メンバーに健康に関するアンケートを取り、その内容をもとに専門知識を活かした生活改善のアドバイスをするんです。今は45歳以上で、アンケートやBMIなど身体的なデータから、アドバイスが必要そうだと思った方にお声掛けし、食事や生活習慣の改善に動いています。対象になっているのは4名です。

――なんだかすごくちゃんとした雰囲気です。例えば、みなさんどんな課題や悩みをお持ちですか?

今井

「眠りが浅い」「肌が荒れる」「朝ごはんを食べられていない」といった声が多いですね。あとは適正体重よりオーバーしているとか。メンバーたちは仕事への意欲が高く、頑張れるだけ頑張ろうとする人が多いんです。その分忙しく、生活リズムが崩れがちな傾向があります。仕事が優先という現実もありますが、「少しでも健康的になれることは何か」と一緒に考え、提案をして改善を促すのが私の役目です。

強制ではなく、可能な範囲でできることを考えていく

――相談やアドバイスはスムーズですか?

今井

最初はドキドキしました。食生活のバランスが悪いとか、生活が不規則になっているときとかって、誰でも自覚しているはずですが、あまり人には言わないですよね。人の食生活や睡眠についてあれこれ聞き出すことには、少し怖いところもありました。でも、管理栄養士の資格を何かに役立てたいと思って始めた活動なので、そうもいっていられず、少しずつコミュニケーションを深めていきました。

――今井さんが管理栄養士として社員の健康に介入することで、どんな効果が出ていると思いますか?

今井

一人暮らしだと何も言われないし、生活が不規則でも放置してしまいがちです。自分の健康に対して能動的ではなくなっている状態の方が多いんです。でも私に定期報告をすることで、「ちゃんとやらないと」という意識が芽生えます。それだけでも大きいのではないかなと。

――その4名の具体的な取り組みやアドバイスはどんな内容ですか?

今井

数ヶ月おきの面談の際に、毎回「絶対やってみようリスト」というものを作っています。食事データや体重管理ができる健康アプリ、睡眠の質を計測できるアプリで記録をつけてもらい、栄養バランスのいい冷凍の宅配食で食生活の改善に取り組んでもらったり、仕事をしながら空き時間にできるエクササイズを試してもらったり。記録してもらったデータをもとにアドバイスをしています。

――健康指導、栄養指導というと堅苦しい雰囲気ですが、想像していたよりカジュアルです。

今井

私は医者ではなく、あくまで管理栄養士です。栄養面の知識から言えることや、健康をないがしろにすることで起こる生活習慣病のリスクなどを伝え、強制ではなく、改善を促すという立場です。

同じ社員なので、横にいて「一緒に経過を見ていきましょう」という気持ちですね。だからみなさんも素直に話を聞いてくれるのかもしれません。もちろんできていないときもありますが、決めたことができなかったときは、その理由を聞いて、代替案を考えます。

例えば「ラーメンが好きでやめられない」と言うのなら、「豚骨からあっさり醤油味のものに変えましょう」といった風に、無理のない提案をしています。

――そうした管理栄養士となら、自分でもできるかも!と感じる人が多そうです。

今井

そう思ってもらえていると嬉しいですね。指導内容はその人に合ったものを考えていきます。小さなお子さんをお持ちの方も指導していますが、子どもがいると、親は子どもが好きな食べ物中心の生活になり、残り物を食べているということが多いんです。その中でどんな栄養を補えばいいかを考えます。本当に人それぞれですね。

――栄養指導はリモートですか?

今井

基本はそうです。スカイベイビーズのメンバーは各地にいるので、毎日直接顔をあわせて様子をチェックできません。その分、リモートの面談では雑談も交えて、積極的に聞く環境を作ることを意識しています。

世間話や仕事の話から、忙しさや健康状態がわかることも多いですね。業務が絡まない場でもあるので、こうしたコミュニケーションを通してちょっとした息抜きにもなってくれていたらいいなと思います。スタートから1年が経ち、最近はみなさん「あれができなかった」「最近はこんな状態で」と素直に報告してくださって、向こうから聞かれることも増えています。

常に「裏を見る」?数値の改善に加えて食生活への意識も激変

――栄養指導を行って約1年とのことですが、どんな変化がありましたか?

今井

まず、みんな食に関してかなり意識が変わったと思います。これまで食にあまり興味がなく、なんとなくメニューを選んで食べていたという人もいました。でも私とのやり取りから食に興味が芽生え、今はコンビニなどに行っても、商品の裏を見て、ラベルに書かれたカロリーやタンパク質量などを必ず見るようになったそうです。食べられればなんでもいいというところから、能動的に食べるという方向に変化してきたんです。大きくいうと、生きるのに積極的になったような印象を持ちました。

――それはかなり大きな変化ですね。

今井

他にも、これまで家にコンビニスイーツを置いていたけれど、やめたという人もいます。栄養相談で「カロリーオーバーですね」というようなお話をしていたことを噛み砕き、できることを実践されているんだなと嬉しくなります。

体重オーバーだった方も、適正体重に向けて順調に落ちてきています。何気ない会話の中でも「意識が変わった」とか「寝つきが良くなった気がする」とか、ちょっとした変化も聞くようになりました。

――それはうれしいですね。今井さんがヘルスケア部で活動して良かったと感じていることは?

今井

本業以外に管理栄養士の資格を活かすことで、私らしく、自然体で生きられているというところです。会社が個人個人の強みを最大限生かそうとしてくれる体制だからこそ、本業をやりつつ、部活動でも力を発揮できています。管理栄養士の資格を取得したものの、使うことがないままで惜しい気持ちもありました。でもヘルスケア部の活動のおかげで知識が埃をかぶらず、さらに学ぶことも増え、自分自身の底上げにもなっていると思います。

――ヘルスケア部として今後どのような目標を持っていますか?

今井

今は4名ですが、ほかのメンバーに対しても、可能な範囲で栄養指導をしていきたいです。そうすれば会社がもっと健やかになるんじゃないかなと思っています。まずは第一歩として、メンバーみんなが自分の体の今の状態を知ったり、食品や食材を選ぶときに栄養面を気にかけてくれたり、意識の端の方でもいいので、栄養のことを考えてくれるようになることが第一かなと思っています。

自分のスキルを活かして役立てていることは、とても嬉しいです。そしてこの活動が助けになって会社が健康になり、その結果みんなが自然体でのびのび暮らすことができれば、それが一番じゃないでしょうか。

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