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旅しながら働くことが、私の「自然体」。自分の理想を見つけることから、ウェルビーイングがはじまる

Webディレクターの島戸綾音さんは、旅をしながら働くことが好き。自分が大切にしたい「旅ができる働き方」を軸に仕事を選び、スカイベイビーズにたどり着いたといいます。旅が彼女にもたらすものや、そんな働き方を実現するためのマインドを聞きました。

Ayane Shimado

ディレクター。新卒で航空会社に入社し、国際線のグランドスタッフとして働いたのち、web業界へ転身。フリーのエンジニア兼ディレクターとして独立する。2023年よりスカイベイビーズに参加。趣味は、ラーメンの食べ歩き。

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私にとっての「自然体な働き方」は「旅に出られる働き方」

――まずは、島戸さんのこれまでを教えてください。どんなキャリアを歩んでこられましたか?

島戸

エアライン業界で働く親戚に憧れて、新卒でANAエアポートサービス株式会社に就職しました。空港で働くグランドスタッフの仕事はやりがいがあったけれど、自分自身が旅に出たい気持ちも強く、お休みには国内外を旅行。

海外のちょっとしたフリースペースでパソコンを開き、仕事をしている人たちを見かけてからは「こういう働き方、こういう生き方ができたらいいのにな」と感じるようになっていました。そして一年ほど勤務したころ、新型コロナウイルスが流行。飛行機が飛ばなくなって、休業状態が続きました。

そんなときに何もしないで過ごすのはもったいないと感じ、はじめたのがWeb制作の勉強です。コーディングやプログラミングを中心に学び、Webディレクターに転身。

この数年はフリーランスとして、さまざまな制作会社からお仕事を請け負っています。スカイベイビーズを知ったのも、新しい業務委託元を探すなかで、Wantedlyからコンタクトしたのがきっかけでした。

――スカイベイビーズは、どんな印象でしたか?

島戸

代表の安井さんと初めてお話したとき、何度も「自然体」という言葉を口にしていたことを覚えています。

はじめは「自然体って……何?」という印象でしたが、安井さんのnoteなどを読むうちに「『自然体』って、もしかすると私が大事にしたいことと同じ核を持っているかもしれない」と感じたんです。

――島戸さんが「大事にしたいこと」とは、何だったんでしょうか。

島戸

「自分を軸に仕事をする」ことです。フリーランスのWebディレクターをしているのは、いつでも旅に出られる自分でいたかったから。

働きながら有休をとれる範囲で旅の時期や行き先を決めるんじゃなくて、行きたい時期に行きたい国へ行けるような働き方がしたかったんです。安井さんにも「海外に行くこともあると思いますが、大丈夫ですか?」と聞いてみたら「前もって言ってくれたらまったく問題ないよ」と言ってもらえました。

そんなふうに自分のやりたいことや興味を尊重することが「自然体」のひとつだとしたら、私が求めているのはまさに、自然体な働き方だったんです。

――島戸さんとスカイベイビーズの価値観が共鳴したわけですね。

島戸

スカイベイビーズにジョインすることは、キャリアのうえでもメリットがありました。フリーランスとしてWebの仕事をするなかで、企業に属する同業者に対して、ちょっとしたコンプレックスのようなものを感じていたんです。

もっとスキルアップするためには企業の内側に入り込み、責任を背負う経験が必要だろうなという気持ちが、心のどこかにありました。でも、自由な働き方を手放すのも嫌だった。そこで出会ったのが、どちらも満たすスカイベイビーズだったんです。

旅しながら働くためのさまざまな工夫も

――どうして、そんなに旅行が好きなのでしょうか。

島戸

「旅行」よりも「旅」という言葉のニュアンスが近いんですが……「旅行」は自分たちだけで思うとおりに楽しむイメージだけど、「旅」は現地の人と交流したり、計画にないハプニングがあったり、よくもわるくも想像できないことを経験できる気がするんです。そういう景色に出会うたび、自分の価値観が広がっていくように思います。

高校時代は、世界一周している人たちのブログを読み漁っていました。誰かが「点と点の旅じゃなくて、線になる旅がしたい」と言っていて、その言葉にとても惹かれたのを覚えています。

いままでの出会いや人とのつながりの積み重ねで、その旅でしかできない経験が生まれていくような「線」の感覚を、うらやましく感じました。

――島戸さんご自身はどんな旅で、どんな経験をしてこられたのでしょうか。

島戸

高校3年生のとき、友達と一緒に行ったヨーロッパは思い出深いです。ツアーではなく、自分たちですべてアレンジする旅を選んだだけでも、当時の私たちにとっては大冒険でした。

ケチャップをかけられ、それを拭きとる振りをしてカバンの中を探られる「ケチャップ詐欺」に遭いかけたり、アパートメントホテルの管理人が来なくて雨のなか3時間も待たされたり……ハプニングはいっぱいありましたね。

でも、アパートメントホテルのときは目の前にあったお店の店員さんが温かいコーヒーを淹れて、クレームの電話までかけてくれたんです。トラブルのなかでも人の思いやりにふれることができ、私は旅でこういう経験がしたかったんだなと感じました。

大学時代は部活に入っていたためなかなか休みがなかったのですが、卒業間際にはイタリアの上から下までをめぐる一ヶ月の旅に。ふつうの周遊旅行じゃ立ち寄らないような地方まで、味わい尽くすことができました。

旅をしながら働きたいという気持ちは、このときの「旅したいのに部活があって行けない」という経験の反動もあるような気がします(笑)。

――いまは予定どおり、ちゃんと旅しながら働けていますか?

島戸

できています! 現場同行があるときだけ外せば、スケジュールはわりと自由。クライアントとのやりとりやプロジェクト進行といったディレクション業務はほとんどリモートでも対応できるので、こないだは2週間ほどバリに行ってきました。平日はゆるく稼働しながら、現地のレジャーも楽しめましたよ。

――旅先では、ちゃんと働ける環境を整えることも大事かと思います。旅をしながら仕事を回すコツはありますか?

島戸

なによりポイントなのは、時差と電波です。ディレクターはどうしてもミーティングが多いため、日本時間で午前中のミーティングに、ヨーロッパから深夜2時に参加する……といったことが起きてしまいます。

寝ないで参加するか早起きするか微妙なところで、そういうときは体力勝負ですね。それから、事前にSIMやWi-Fiを準備していっても、現地に行ってみたら自分が泊まる部屋だけ電波がないようなこともありました。そんなときは場所を変えたり、ホテルを変えたり、なんとかいい環境を探さなくてはいけません。

交通機関が遅延する国も多いので、大事なミーティングがある日は移動を入れないなどの工夫も必要です。とはいっても、仕事ばかりを優先していると旅に出ている意味がないので、ミーティングを同じ日にまとめたりしながら、旅も存分に楽しめるスケジュールを考えます。

――スケジュール調整には、組織の理解も必要ですね。

島戸

その点スカイベイビーズはみんなそれぞれに別の仕事もしているので、とても理解がありますね。コアタイムもなく、本当に自由。「この日は旅先で長距離移動したいので、ミーティングをずらしたい」などと相談しても、みんな快く調整してくれます。

自分の声を聞くことから、ウェルビーイングな働き方が見えてくる

――旅しながら働くことは、島戸さんに何をもたらしてくれますか?

島戸

ひとつは、新しいものにチャレンジしようという気持ちです。旅は新しいことや知らないこととの出会いがすごく多いので、仕事をしていてもそのスタンスが保てます。「とりあえずやってみる」的な姿勢は、きっと成長につながると思いますね。

もうひとつは、いまの自分を好きになれること。旅しながら働いていると、自分の理想を叶えられていると実感するんです。この生活を維持するためにも仕事をがんばりたくなるし、そういう前向きな意識が仕事の質も引き上げてくれる……とうれしいなって思います(笑)。

――自分の理想の状態を見つけて、それを実現できているのは本当にすばらしいことですね。

島戸

たしかに、高校生のときはこんなふうに働けるなんて思いもしていませんでした。旅と仕事はトレードオフで、旅しながら働くなんて選択肢を知らなかったから。

でも、そういうやり方もあるんだと気づいてからは、その選択肢をつかむためにまっすぐ進んでこられたように思います。私にとっての理想は「旅しながら働くこと」だったけれど、理想は人それぞれ。

自分の理想を軸にして働く形がつくれたら、それは誰にとってもウェルビーイングにつながると思いますね。

――自分にとってのウェルビーイングな働き方を手にするために、まずはどんな一歩を踏み出すといいと思いますか?

島戸

意志を明確にすることでしょうか。「こうしたいな」と思っていても口に出せなかったり、自分には無理だと決めつけてあきらめちゃったりする人って少なくない気がするんです。

でも、いまいる場所でも変えられることはあるはず。いったん現状の環境や条件を忘れて、自分がどうしたいのかだけを明確にしたら、何かしら方法が見えてくるかもしれません。

組織のほうも、社員がやりたいことを応援してくれる空気があったらいいなと思います。「それいいね。どうやったら仕事と両立できるか考えよう」と言ってくれる会社がもっと増えたら、もっと多くの人がウェルビーイングな生き方を選べるんじゃないでしょうか。

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